キ100:新たな心臓

新しく『War Thunder』に追加された機体、
「キ-61」の形式から進化を遂げた最も新しい戦闘機である、
川崎 「キ-100」をご紹介いたします。



戦闘機「キ-100」の歴史には、特筆すべきものがあります。
計画的な戦闘機の工場への爆撃により、明石のエンジン生産工場も破壊されてしまいました
その工場では「キ-61」のエンジンであるハ-140が生産されていたため、爆撃を受けた後に川崎航空会社に残されたのは、
「キ-61」のエンジン以外、275機分の骨組みのみでした。
しかし、当時の過酷な戦況下ではその骨組みもまた資源となり、
新たな”心臓” 「空冷エンジン三菱 ハ-112-II」 を得て生まれ変わることとなります。
その最初の戦闘機「キ-100」と名づけられた機体は、最初に「キ-61」の骨組みに新しいエンジンが備え付けられてから、
わずか2ヶ月後の1945年2月に、大空へはばたきました。







「キ-100」は、すぐに実戦投入されることとなりました。
速度は「キ-61-II」より劣っていたものの、操縦性や性能においては成長を見せました。
操縦士の技術は、戦闘の結果を大きく左右します。
特に「キ-100」は、技術の優れた操縦士が操縦すれば、アメリカのHellcatやMustangとも渡り合えると言われていました。
戦争末期までに394機の「キ-100」が生産され、日本が降伏するそのときまで空を飛び続けました。







「War Thunder」では、この戦闘機の初期のモデルである、「キ-100-I」が実装されます。
新しいエンジンを搭載した「キ-100」は、速度はキ-61-IIに劣るものの、その空冷エンジンはより信頼性、耐火性ともに高いものでした。
この戦闘機は、「キ-61-II」の装備である20mm ホ-5機関砲2門、12.7mm ホ-103機関砲2門、
また、翼に2x250kgの爆弾を搭載できる能力を受け継いでいます。







『War Thunder』において、この戦闘機は日本の単一エンジンの戦闘機の中のランクIIIに位置しています。
では、戦場でお会いしましょう!