エコノミーアップデート:ロードマップ進行状況VIIフィートバックへ開発チームの見解
8月に発表した『War Thunder』ロードマップでは、すべてのツリーを短縮するために、兵器のグループ化を発表しました。ディスカッションやフィードバック内容を分析した後、いくつかの新しいグループや特定の兵器の配置について、さまざまな疑問が寄せられていることを確認しました。
こちら(※リンク先は英語表記)でご報告した通り、皆さまに詳しい情報を共有したいと思います。今回は、最も多く寄せられた質問に答えていくと共に、変更を行う理由をより明確にご説明します。
新しいグループの作成や、兵器のランク間での移動を行う際には、同じファミリーに属していたり、運用国が同じであるといった類似性よりも、私たちはバトルレーティング(以下「BR」)に焦点を当てています。そこで、BRの差が1段階以内(0.3-0.4)の兵器でグループが作成されるように新しい基準を設けました。ただし、BRの差が1を超えるグループも存在していますが、これは密度の濃いランク帯の実現を目標とした結果です。このアプローチで私たちが目指しているのは、プレイヤーの皆さまが類似した兵器で、継続的にラインナップを拡張していくことができるようにするためです(以前までは、いくつかのグループにはBRがあまりにもかけ離れていた兵器が含まれていたため、バランスの取れていないラインナップになる恐れがありました)。私たちが目指す新たな目標は、希望に応じてこのような兵器をスキップできるようにすることです。これにより、より高いBRでプレイしたい場合は、より高度な兵器をいち早くアンロックできるようになります。
BRに基づいたグループ化に加え、類似している兵器のモデルを、可能な限りグループ化することにも試みました。しかし、設計での類似性は、発揮されるパフォーマンスに直結しているわけではないため、同様の外観を有する兵器でも、性能が著しく異なる場合があります。そのため、UI表示上は奇妙に見える可能性があることは承知しているものの、ツリー内の進捗の流れと、より高度な類似兵器をいち早くアンロックできるようにすることが、私たちの優先事項となります。
今回のランクの大規模な変更により、一部の以前のグループから関連性が失われ、それに伴いそのグループに属していた兵器が、他のランクまたは他のグループに移動している可能性があることをご了承ください。
また、特定のランク帯に存在するプレミアム兵器の数によって、一部ランク帯の高さを意図的に引き上げられている可能性があると危惧するコメントが寄せられていました。この問題には、現在取り組んでいるところです。
下記では、私たちが作成したグループ化の例と、その理由についてご説明したいと思います。
兵器のグループ化および位置を変更する際、アーケードバトル(Arcade Battle:AB)におけるBRを優先的に考慮します。しかし、リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)のBRを考慮する場合もあります。
まずは、皆さまから寄せられたフィードバックに基づいた変更の一部をご紹介します:
F-104A/F-104C:グループ化しました。Su-7B/Su-7 BKL:グループ化しました。A28B/バンパイア FB 52A:グループ化しました。F6F-5N、F4U-1C:配置を入れ替えました(それに伴いランクとグループを変更しました)。XP-55:ランクIIIに移動しました。殲撃 F-5:ランクVIに移動しました。次に、グループ分けや特定の兵器の配置について、その理由を詳しく説明していきます。下記はその具体例です。
アメリカM4A2をランクIIに移動したのは、ランクIIIにおけるBRの要件を満たしていなかったためです。アーケードバトル(Arcade Battle:AB)において、アメリカのランクIIの最大BRは3.7で、ランクIIIの最小BRは4.7となります。そのため、M4A2のBRである4.0は、ランクIIIの最小BRである4.7よりも、ランクIIの最大BRである3.7に近いためです(0.7よりも0.3の差の方が小さいため)。F8F-1は、アーケードバトル(Arcade Battle:AB)、リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)共にBRが大きく異なるため、F8F-1Bとのグループから外し、ランクIIIに移動しました。F-80A-5とF-80C-10はBRに大きな差があるため、グループ化しませんでした。これに対する例外として、同じランクに2機のF-84がありますが、これらはランクに3つの高さを生じさせるのを回避するため、BRの差にもかかわらず既存のグループを維持しています。M1A1 HCはアメリカ海兵隊が運用する戦車であるため、M60A3 TTSの後の分岐に移動しました。他の海兵隊の兵器も含め、この分岐をさらに強化する予定です。M1A1とIPM1のグループ化が行われたのは、提案されたM1とIPM1のグループ化と比較し、BRと戦闘効率といった点において、これらの戦車が同等であるためです。ドイツマルダー IIIとマルダー III Hは、それぞれのBRがランクIとランクIIにそれぞれ適しているため、グループ化せずに異なるランクへと分けました。M48 スーパーは、BRに大きな違いがあるためにM48A2 GA2ではなく、KPz-70とグループ化しました。ティーガー H1型とティーガー E型について、ランクIIIのこの分岐には2両しか車両が存在しないため、グループ化しませんでした。しかし、将来的に車両が追加された場合は、グループ化される可能性があります。IV号駆逐戦車とIV号駆逐戦車/70(V) はBRの差があることから、グループ化しませんでした。38(t) 駆逐戦車ヘッツァーは、BRが一致するIV駆逐戦車とグループ化しました。Fw 190 D-9がFw 190 D-12から分離され、ランクIIIに移動したのは、アーケードバトル(Arcade Battle:AB)におけるFw 190 D-9のBRが5.0であり、ランクIIIの範囲内であるためです。また、Fw 190 A-5のBRが5.3であることから、ランクIVに移動しました。BMP-1は、同じBRを有するマルダー A1-とグループ化しました。また、マルダー 1A3は、BRがより高く、熱線映像装置を搭載していることで効率が向上しているため、それらの後に移動しました。このツリー内におけるグループ化された兵器の配置から、この2両のマルダーをグループ化することはできません。レオパルト2は、他のランクのKT-72M1の後に移動しました。これは、この分岐が試作車両、輸入車両、輸出車両、ドイツ民主共和国の車両などで埋まっているためです。ソ連I-185(M-82)とI-185(M-71)に関しては、この分岐にランクIIIの高さの車両が2種類しか存在しないため、グループ化しませんでした。以前、MiG-3-15(BK)とグループ化されていたMiG-3-15は、MiG-3-15(BK)グループまたはランクIIのアーケードバトル(Arcade Battle:AB)のBR基準を満たさなくなったため、グループから外しました。IL-10とIL-10(1946)は、同ランクのこの分岐内で高さを3つに分けたくないため、グループ化しました。さらに、Su-6(M-71F)とSu-6(AM-42)は、最初のSu-6がランクIVのBR基準を満たさなくなったため、グループ化しませんでした。Yak-3は、Yak-3Pとのグループから外し、BRの基準を満たしていないため、ランクIVからランクIIIに移動しました。Yak-3がYak-9Uとグループ化したのは、BRの基準を満たしており、その上、そうしなければこの分岐内で3つの高さを生み出してしまうためです。Yak-9PとYak-3Pは、同じ理由でとグループ化されています。SU-85とSU-85Mは、BRに差があるために別のグループに配置しています。この2つを一緒のグループにしてしまうと、分岐内で高さが3つに分かれてしまい、BRの基準を満たさなくなるためです。KV-85は、IS-1とではなく、KV-1 (ZIS-5)とグループ化しました。これは、IS-1とグループ化した場合、リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)でのグループ化する基準に違反するためです。しかし、このように変更した場合は、アーケードバトル(Arcade Battle:AB)およびリアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)両方の基準を満たすことができます。オブイェークト685は、BMP-2ではなくBMP-3とグループ化されるべきで、2S25は2S25Mとグループ化されるべきだと考えるプレイヤーがいることは承知しています。これを実行しない理由としては、2S25を上位ランクに移動するか、2S25Mを下位ランクに移動する必要性があるためです。ランクVI、またはランクVIIのBRを減少するかまたは増加するようにしない限り、どちらも不可能です。La-7は、そのBRによりランクIIIに移動しました。以前のロードマップで述べた通り、プレミアム兵器のランクを減少させるつもりはないため、ドルグーシンのLa-7を低いランクには移動させません。イギリスコンウェイは、BRの差によりFV4005ではなくトータスとグループ化しました。これらの兵器のBRにより、Rooikat Mk.1Dは、オリファント Mk.1Aとグループ化し、Rooikat MTTDは、オリファント Mk.2 とグループ化しました。ジャギュア GR.1のBRは、ランクVIIの基準に達していないため、ランク VIIに移動してジャギュアGR.1Aとグループ化することはできません。日本87式偵察警戒車は、BRとランクが異なるため、87式偵察警戒車(試作)ではなく89式装甲戦闘車とグループ化しました。二式戦一型は、BRの差によって二式戦二型 丙ではなく三式戦一型 甲とグループ化しました。もしグループ化したとすれば、BRの差によってグループ化は不可能であるため、分岐内のランクの差が3も離れてしまうことになります。二式戦一型と三式戦一型 甲や、二式戦二型 丙と三式戦一型 乙の組み合わせでは、このようなことは起こりません。中国M4A4(1st PTG)は、研究ツリー内のM4A4と同じBRを有しており、同じランクIIに位置しているため、このツリー内の基準の制限内に収まります。そのため、ランクを上げることは理にかなっていません。96式戦車と96A式戦車は、BRおよびランクの差による違いのため、グループ化していません。WZ1001(E) LCTをCM11の後に移動した理由は、このラインを輸出車両や試作車両、さらには中華民国の車両を今後追加する予定があるためです。イタリアBRを考慮した結果、G.55 serie 1のランクを一つ上げ、Re.2005 serie 0とグループ化しました。G.55 sottoserie 0とグループ化しなかった理由は、アーケードバトル(Arcade Battle:AB)でのBRに差があるためです。BRを考慮した結果、SM.91をランクIIに移動しました。それに伴い、SM.92とのグループは不可になりました。シャーマン VCはM4 Tipo ICとはグループ化せず、そのBRによりランクIVに移動しました。SIDAM-25(ミストラル)とSIDAM-25は、BRにおける大きな違いからランクが異なるため、グループ化しませんでした。フランスAMX-13-90は、BRの違いから異なるランクに配置されていたため、AMX-13(HOT)とグループ化しませんでした。BRを考慮した結果、F6F-5アメリカのツリーと同様にランクIIに移動しました。ミランのBRは、他のランクVIの航空機と同様の9.7であり、ランクVIIの航空機が有する基準の10.0~11.には満たないため、ランクVIからVIIに移動しませんでした。スウェーデンStrv 101は、Strv 81ではなく、同じBRを有するStrv 103Aとグループ化しました。BRを考慮した結果、Strv 103AとStrv 103Cをグループ化せず、異なるランクに配置しました。イスラエルマガフ6A/5がより優れた砲弾を備えた後期型マガフであるのに対し、マガフ3/6のモデルはそれほど優れた砲弾を備えていないため、マガフ3/6とマガフ6A/5の個別のグループを作成しました。