エコノミーアップデート:ロードマップ進行状況IX
2023-10-18 14:00
開発者ブログ
今回は、航空戦のキル判定改善と夜戦について、皆さまからのフィードバックを募集しています。ここで紹介する設計案は最終的なものではなく、皆さまからのフィードバックに基づき、必要に応じて調整を行うための説明用となります。それでは、詳細を確認しましょう!
航空戦のキル判定改善:設計提案
前回のロードマップの記事で述べた通り、私たちはこのメカニクスに取り組んでいるところであり、皆さまのご意見をぜひ聞きたいと思っています。
「シビアダメージ(Severe damage:重大損傷)」メカニクス導入
現在のところ、パイロットが気絶したり、航空機がオブジェクトに衝突して完全に破壊したり、航空機の尾翼が完全に引き剥がされるといったいずれかの条件で、航空機にはキル判定が下されます。なお、キル判定が下されるほどのダメージを受けても、航空機はその後も戦闘を続けることが可能です。
最後に言及した一文について、現時点で敵機を撃墜(「目標破壊 」)した場合、その敵機はまだ飛行、射撃、修理のための着陸が可能であると、自動脱出しない場合があります。これは、攻撃したプレイヤーが「フラグ」を獲得すると同時に、他のプレイヤーが激しく損傷した敵機に最後の止めを刺し、立てた「フラグ」を奪うのを防ぐことを目的としていました。
私たちは、航空機が「推測」に基づいて破壊されたとしてカウントするのではなく、完全に破壊されるか、修理のために飛行場に戻るまでは、「重大」な損傷を受けたとし、航空機を操縦できる猶予を残したいと考えています。
しかし、異なるゲームモードの種類、航空機の操作オプション、プレイヤーのゲーム体験、ゲーム内の航空機数などにより、この状態を確実かつ正確に判断できる単一のシステムはありませんでした。
そのため、この条件をゲームメカニクスから削除し、代わりに「シビアダメージ(Severe damage:重大損傷)」のメカニクスに置き換えることを提案したいと思います。このメカニクスはどのように機能するか説明しましょう。飛行、射撃、着陸による修理が可能であるにもかかわらず、航空機が以前なら破壊されたとカウントされるほどの損傷を受けた場合、この新しいメカニクスでは、「シビアダメージ」を受けたとカウントされるようになります。シビアダメージとされた航空機は、完全に破壊されるまで撃墜やキル判定が認められません。
新メカニクスがもたらす変化
敵機に重大な損傷を与え、さらに敵機が破壊されたとみなされるほどのダメージを与えると、以前の敵機を破壊した時と同様の報酬を受け取ることができます。
これに対して、敵機に重大な損傷を与えたが破壊には至らなかった場合(例:敵機が飛び去ってしまった場合など)は、破壊ではなく「シビアダメージ」という新たな報酬が与えられます。この報酬は、破壊した時の報酬よりもわずかに少なくなっています。
味方プレイヤーが重大な損傷を受けた敵機を仕留めた場合、「完全破壊(Finished Off)」という新しいメッセージが表示されます。これにより、その味方プレイヤーは残りの報酬と「フラグ」を受け取ります。最初にシビアダメージを与えたプレイヤーは、同様に統計上できちんと「フラグ」を受けりますが、この敵を仕留めることには関与していないため、追加の報酬はありません。
その結果、両プレイヤーが統計で敵機の「フラグ」を受け取ることになるだけでなく、例えばタスクやカモフラージュのアンロックなども通常通りカウントされることになります。
シビアダメージの航空機墜落
重大な損傷を受けた敵機が墜落した場合、その航空機の「フラグ」は最初に重大な損傷を与えたプレイヤーに加算されます。そして、彼らの破壊に対する残りの報酬が発生します。
バトル終了時
バトル終了後、重大な損傷を受けたままの航空機は破壊されたものとしてカウントされ、重大な損傷を与えたプレイヤーに「フラグ」が与えられます。重大な損傷を受けたプレイヤーにはキル判定が下され、破壊による残りの報酬は重大な損傷を与えたプレイヤーに加算されます。これは、重大な損傷を受けたプレイヤーが、破壊されるのを避けるために高く上昇したり、飛び去ったりするのを回避するためです。
フィードバックを残して、この設計案に対する皆さまのご意見をお聞かせください。ここで発表した設計案は最終的なものではありません。大多数の皆さまのお気に召せば、先述した通りに実装する予定です。もし気に入らなかったり、他に提案がある場合は必要に応じて調整するため、お寄せください。
夜戦:設計提案
最初のロードマップで述べたように、私たちは夜戦への参加を、プレイヤーが選択できるようにする予定です。今回は、この計画に加え、さらなる改善点に対するフィードバックをお持ちしています。
夜戦の選択
ゲームモード画面で、「夜戦に参加する(Participate in night battles)」オプションを有効または無効にすることにより、夜戦への参加を選択することができるようになります。夜戦は、戦車リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)でのみ利用可能で、デフォルトでは参加するオプションが有効になっています。ただし、このオプションを有効にしていても、必ずしも夜戦が発生するというわけではありません。これは、夜戦のない通常のバトルと夜戦のあるバトルの2つのキューに入り、両方のバトルに参加する可能性があるためです。夜戦に参加する確率は、夜戦を無効にする前とほぼ同じになります。
夜戦の最低バトルレーティング(BR)
夜戦には、バトルレーティング(BR)10.0以上でのみ参加することが可能で、ほとんどの兵器が暗視装置と熱線映像装置を備えています。
夜戦の参加報酬
「夜戦に参加する(Participate in night battles)」オプションを有効にして夜戦をプレイすると、報酬として夜戦をテーマにした装飾アイテムが獲得できます!例えば、3D装飾の暗視ゴーグルや、暗闇の中で発砲する戦車が表示された読込画面などです。報酬の完全なリストには、読込画面や称号、デカール、3D装飾、プレイヤーのプロフィールアイコンが含まれます。報酬獲得の進捗状況は、夜戦の有効/無効の切り替えと同じ画面に表示されます。
設計に込められた意図
夜戦は、マッチを多様化させると同時に、昼戦には存在しない、複数のさまざまな難しいシナリオを体験することができます。とはいえ、誰もがこのような複雑さを好むわけではないことは理解しています。そのため、夜戦に参加するかどうかを決める選択肢を提供することにしました。一般的に、夜戦は昼戦よりもプレイすることが困難であるため、夜戦に参加したプレイヤーの皆さまには、報酬として夜戦をテーマにした装飾アイテムを付与したいと考えています。
フィードバックを残して、この設計案に対する皆さまのご意見をお聞かせください。ここで発表した設計案は最終的なものではありません。大多数の皆さまのお気に召せば、先述した通りに実装する予定です。もし気に入らなかったり、他に提案がある場合は必要に応じて調整するため、お寄せください。
その他のロードマップ変更
最後に皆さまが疑問に思っているであろう内容について、お話しします。リサーチポイント(RP)のスキル ボーナスや新しい国家の研究ボーナスに対する皆さまのご期待は承知しており、現在これらに取り組んでいるところです!
今回は以上です!公式フォーラムやSNS、Steam、Redditなどのプラットフォームへのフィードバックやコメントをいつもお待ちしております。上記の設計変更案に対するご意見をお聞かせください。それではまた!
The War Thunder Team