「FV438 スウィングファイア」 サプライズパッケージ
2016-09-12 18:30
解説
FV438 スウィングファイアは、イギリス車両では初の、プレミアム車両ではない対戦車誘導ミサイルを装備したイギリス軍の対戦車装甲車です。
この機敏で尚且つ攻撃力の高い装甲車は、イギリス軍に忠誠を誓ったプレイヤーの皆様のお気に入りになる事でしょう。
1960年代初期に開発されたこの「スウィングファイア(旋回ミサイルの意)」は比較的速度の遅いミサイルでしたが、
そのスピードの為発射後横に45°、上方向に20°旋回する事ができる為、この名前を授かりました。
その60ポンド(27kg)3.5フィート(1m)のミサイルの射程距離は2.5マイル(4km)程で、
敵の装甲を500mm貫通する事ができる威力を持っていました。
FV438は有線誘導ミサイル「スウィングファイア」を装備していたイギリス軍の対戦車装甲車でした。
このスウィングファイアミサイルは、まず対戦車誘導ミサイルランチャーに装填されます。
これは車輛内部から装填可能でした。
ミサイルランチャーに装填された2発以外に、更にリロード用のミサイルを車両内に12発格納可能でした。
副武装は7.62 mm L7汎用機関銃でした。
FV 438 スウィングファイアは「FV432 装甲兵員輸送車」を改修して作られました。
この基になった車両は、機銃掃射から歩兵を護り、戦場へと輸送する為に導入された非常に軽装な装甲車両でした。
このFV432をベースにして作られた車両は幾つか存在します。
そう、あの『War Thunder』でも既にお馴染みの「Falcon」もこの車両の弟分にあたります。
FV 438「スウィングファイア」は最大240馬力ものパワーを持つ、ロールス・ロイス K60マルチフュエルエンジンを搭載しています。
この対戦車装甲車は、16トンを僅かに超える程の重量で、最大速度は32 mph(52 km/h)にも達する事の出来る迅速かつ俊敏な車両でした。
スウィングファイアミサイル自体は、他の様々な車両などに組み込まれ戦場に乗り込みましたが、
438対戦車装甲車は戦闘に使用される事無く90年代に退役となりました。
車両台数も量産には至っておりません。
War Thunderでは、FV 438「スウィングファイア」は初の対戦車誘導ミサイル搭載型の戦車としてイギリス軍ラインナップのTier Vに追加され、
他諸国の同等に武装した戦車達と共に戦場に参加します。
操縦中は、この車両が対戦車装甲車の中でも1番軽装甲な物で有ると言う事はくれぐれもお忘れにならないようにして下さい。
ある程度の距離からであれば、どんな機関砲の攻撃だろうとも風穴を開けられてしまいます。
その為、プレースタイル的にはラケーテンヤークトパンツァー2(Raketenjagdpanzer 2)での戦闘に近いものになると思われますが、
RakJPz 2よりも慎重な扱いが必要とされます。
「ヒット・アンド・アウェイ」がこの車両の最も得意とする戦術だと言えます。
隠れて標的を発見し、その強力なミサイルで攻撃し敵の攻撃をかわして再配置(できる事なら見つからずに!)と言った戦法です。
敵の軽装甲機動車に接近されたり、空からの敵に爆撃を受けている最中の様な最悪の状況下では、
車両上部に装備されたL7汎用機関銃で反撃する事ができます。
但し、あまりこの副武装に頼り切らないで下さい。
『War Thunder』に登場する機体の内、この機関銃のような低火力の攻撃で倒せてしまう物はごく僅かです。
幸いにも、この車両が軽量だと言う事は逆に有効活用出来ます。
頻繁に再配置を繰り返し、敵との距離を取り、周囲に気を配る事が戦術の鍵となります。
大口径の可燃性ミサイルを14発も積んだ軽装甲車は、元々最前線に立たされる事を想定した設計ではありません。
その点「FV438 スウィングファイア」は、戦場において優れた支援車両の役割を果たせるでしょう。
この装甲車が不得意とする接近戦等を除けば、搭載された誘導ミサイルがこの車両の弱点を全てカバーしてくれていると言っても
過言ではありません。
この「スウィングファイア」がイギリス軍車両ファンの皆様の元に届き、ご満足して頂ける事を願っております。
The War Thunder Team
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この機敏で尚且つ攻撃力の高い装甲車は、イギリス軍に忠誠を誓ったプレイヤーの皆様のお気に入りになる事でしょう。
1960年代初期に開発されたこの「スウィングファイア(旋回ミサイルの意)」は比較的速度の遅いミサイルでしたが、
そのスピードの為発射後横に45°、上方向に20°旋回する事ができる為、この名前を授かりました。
その60ポンド(27kg)3.5フィート(1m)のミサイルの射程距離は2.5マイル(4km)程で、
敵の装甲を500mm貫通する事ができる威力を持っていました。
FV438は有線誘導ミサイル「スウィングファイア」を装備していたイギリス軍の対戦車装甲車でした。
このスウィングファイアミサイルは、まず対戦車誘導ミサイルランチャーに装填されます。
これは車輛内部から装填可能でした。
ミサイルランチャーに装填された2発以外に、更にリロード用のミサイルを車両内に12発格納可能でした。
副武装は7.62 mm L7汎用機関銃でした。
FV 438 スウィングファイアは「FV432 装甲兵員輸送車」を改修して作られました。
この基になった車両は、機銃掃射から歩兵を護り、戦場へと輸送する為に導入された非常に軽装な装甲車両でした。
このFV432をベースにして作られた車両は幾つか存在します。
そう、あの『War Thunder』でも既にお馴染みの「Falcon」もこの車両の弟分にあたります。
FV 438「スウィングファイア」は最大240馬力ものパワーを持つ、ロールス・ロイス K60マルチフュエルエンジンを搭載しています。
この対戦車装甲車は、16トンを僅かに超える程の重量で、最大速度は32 mph(52 km/h)にも達する事の出来る迅速かつ俊敏な車両でした。
スウィングファイアミサイル自体は、他の様々な車両などに組み込まれ戦場に乗り込みましたが、
438対戦車装甲車は戦闘に使用される事無く90年代に退役となりました。
車両台数も量産には至っておりません。
War Thunderでは、FV 438「スウィングファイア」は初の対戦車誘導ミサイル搭載型の戦車としてイギリス軍ラインナップのTier Vに追加され、
他諸国の同等に武装した戦車達と共に戦場に参加します。
操縦中は、この車両が対戦車装甲車の中でも1番軽装甲な物で有ると言う事はくれぐれもお忘れにならないようにして下さい。
ある程度の距離からであれば、どんな機関砲の攻撃だろうとも風穴を開けられてしまいます。
その為、プレースタイル的にはラケーテンヤークトパンツァー2(Raketenjagdpanzer 2)での戦闘に近いものになると思われますが、
RakJPz 2よりも慎重な扱いが必要とされます。
「ヒット・アンド・アウェイ」がこの車両の最も得意とする戦術だと言えます。
隠れて標的を発見し、その強力なミサイルで攻撃し敵の攻撃をかわして再配置(できる事なら見つからずに!)と言った戦法です。
敵の軽装甲機動車に接近されたり、空からの敵に爆撃を受けている最中の様な最悪の状況下では、
車両上部に装備されたL7汎用機関銃で反撃する事ができます。
但し、あまりこの副武装に頼り切らないで下さい。
『War Thunder』に登場する機体の内、この機関銃のような低火力の攻撃で倒せてしまう物はごく僅かです。
幸いにも、この車両が軽量だと言う事は逆に有効活用出来ます。
頻繁に再配置を繰り返し、敵との距離を取り、周囲に気を配る事が戦術の鍵となります。
大口径の可燃性ミサイルを14発も積んだ軽装甲車は、元々最前線に立たされる事を想定した設計ではありません。
その点「FV438 スウィングファイア」は、戦場において優れた支援車両の役割を果たせるでしょう。
この装甲車が不得意とする接近戦等を除けば、搭載された誘導ミサイルがこの車両の弱点を全てカバーしてくれていると言っても
過言ではありません。
この「スウィングファイア」がイギリス軍車両ファンの皆様の元に届き、ご満足して頂ける事を願っております。
The War Thunder Team
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