ロードマップ(2024年前半)進行状況


『War Thunder』2024年最初となる第1回大型アップデート「アルファストライク(Alpha Strike)」の実施に伴い、春から夏にかけてのロードマップ計画に含まれていた追加内容を紹介します!

これらの機能をまだ確認できていない方は、こちらの記事で追加予定の各機能の概要や、実装後のゲームに対する影響について知ることができます。それでは、早速始めましょう。

ゲームメカニクスとゲームプレイ(1/3)



既存制約内の航空燃料スライダー


航空機における燃料の搭載量が、以前から設定されていた最小と最大の量の間ならば、自由に調整できるようになりました。10分の燃料では少なすぎるものの、20分間の燃料では多すぎるといった問題が起きることは、もうありません!


追加武装欄の空対空ミサイル重複解消


デフォルトのミサイル(大抵の場合は2種類)と、改造によってアンロック可能な同じタイプのミサイルは、2つの個別のグループに分類されていました。これにより、バトルで異なるタイプのミサイルを選択する際、切り替えなくてはいけないグループが1つ多くなっていたため、プレイヤーにとってストレスとなっていました。そのため、これらのミサイルを同じグループにまとめるようにしました。


オブジェクト破壊の同期改善


フェンスや茂み、その他マップ上のオブジェクト破壊の同期を改善しました!簡潔に言うと、サーバー側は、何らかの武器を使ってこれらのオブジェクトが破壊された場合、クライアント側を「信じる」ようになりました(つまり、そのオブジェクトが本当に破壊されたのかをチェックする過程を省きました)。これにより、プレイヤーが攻撃して破壊したオブジェクトは、回避できない非同期の問題が発生する可能性を除き、破壊されたままになります。この機能は1か月ほど前にゲームに実装し、その後も正常に機能しているのか注意深く監視しています。


ミニマップ上の航空機用リスポーンポイント周囲に敵機探知ゾーン設置


戦車リアリスティックバトル(Realistic Battle:RB)において、航空機のスポーンポイントやヘリパッド付近で待ち伏せしている敵航空機は厄介な存在になることがあります。この問題に対処するため、このエリア付近にミニマップの探知ゾーンを追加しました。

敵が自チームの探知ゾーン内を飛行している場合、プレイヤーがどのような兵器を操縦しているかにかかわらず、ミニマップ上で敵を確認することができます。航空機を操縦している場合、ミニマップ上に航空機のタイプが表示されたマーカーが表示され、地上車両の場合は赤い矢印が表示されます。敵のマップにはこれらの領域に斜線が表示されるため、自分がこれらのゾーンのいずれかにいることが判ります。


探知ゾーン内にいる敵側視点
 
航空機を操縦中、探知ゾーン内に敵がいた場合の味方側視点
 
地上車両を操縦中、探知ゾーンに敵がいた場合の味方側視点

様々な視点から見た航空機の探知ゾーン(画像をクリックすると拡大)

航空機の探知ゾーンの大きさは、各チームのスポーンポイント間の距離によって異なります。離れている距離が15km以内だった場合、探知ゾーンの半径は2kmになります。距離が15km以上だった場合、半径は5kmになります。

誘導兵器チュートリアルミッション


ゲームにはさまざまな種類の誘導兵器が追加されているため、どのキーバインドが適切なのかを理解するのは大変な作業となっています。そのため、これらのミサイルをどのように使用するのかをステップごとに説明した一連のチュートリアルを追加しました。アクセスするには、格納庫画面の左上にある「バトル」ボタンをクリックし、次に「チュートリアル」を選択してください。ここでは、空対地ミサイルおよび空対空ミサイルから誘導爆弾まで、幅広いチュートリアルを用意しました。テストしたいモードを選択したら、後はお任せください。このチュートリアルには、航空機の改造画面へ移動し、アンロックされた兵装の改造を選択して「テスト」ボタンをクリックすることでもアクセス可能です。


補給メカニクス改善とキャプチャーポイントにおける最大補給時間短縮


味方のキャプチャーポイントの重要な機能の一つは、弾薬を補給できることです。しかし、このシステムにはいくつかの問題がありました。そこで、今回のロードマップでは、この機能がよりスムーズな体験になるように改善しました。その詳細は、以下の通りです:

  • 弾薬を消費した分だけ部分的に補給:味方のキャプチャーポイントにおいて、弾薬をすべて消費し切る必要なく、一部の弾薬のみを消費した弾帯、弾倉、複数のミサイルやロケット弾の発射機の補給が可能になりました。これは通常、対空自走砲に影響しますが、同様に他の多数の兵器にも当てはまります。
  • 弾薬の最大補給填時間を短縮:味方のキャプチャーポイントにおいて、すべての弾薬、ロケット弾、ミサイルの最大補給時間を見直し、必要に応じて短縮しました。
  • 味方のキャプチャーポイントにおける補給進行のメカニクスを改善:例えば、味方のキャプチャーポイントで補給をしていたものの、攻撃を受けたために別の場所へ移動しなければならなかったとします。この場合、補給の進行状況は一時停止され、次回は中断したところから再開することができます。さらに、補給を行っていたキャプチャーポイントから移動しても、その進行状況は失われません。ただし、徐々に補給の進行状況を示すゲージは減少し始め、キャプチャーポイントに戻った際に継続することができます。



  • インターフェース(1/3)


    キルフィードとも呼ばれる破壊ログには、バトルで誰が誰を破壊したかに関してなど、あらゆる類の重要な情報が流れます。しかし、時にはこれらの情報を、一度にすべて表示したくないこともあるでしょう。そこで、戦闘インターフェースの設定に「破壊ログに弾薬の種類を表示する」と「破壊ログに部隊の種類を表示する」オプションを追加し、表示したい内容をより詳細に選択できるようにしました。


    ソーシャル機能(1/3)


    以前のロードマップで言及したように、こちらの開発には時間を要するため、一部の機能は予定された実装日に間に合わない可能性があります。現時点では、当面延期されるソーシャル機能が2つあります。


    Steamフレンドリスト統合


    この機能は、まだ実装の準備が整っていません。現在も作業に取り組んでいるところで、今後のマイナーアップデートで実装する予定です。次回のアップデート関連記事で、さらに詳しくご説明したいと思います。

    ゲーム内ウィッシュリスト


    また、ウィッシュリスト機能もまだ実装準備が整っていません。現時点では、この機能が追加された後に正しく動作するかを確認するための、技術面での作業を行っています。こちらの機能についても、今後のマイナーアップデートで実装する予定です。こちらも次回のアップデート関連記事で、さらに詳しくご説明したいと思います。

    今回は以上となります!またお会いしましょう。



    The War Thunder Team