メカニック!(No.109)


今回は、過去数週間にわたって取り組んだ、主要な不具合修正や改善点をまとめてご紹介します。個々の不具合修正について確認したい場合は、 公式サイトのチェンジログをご覧ください。


不具合を発見した場合、不具合報告のコミュニティプラットフォームから報告することができます。



後進時の装甲を無視する砲弾の修正


先週、本来なら貫通するはずのない敵の砲弾が貫通する事態に遭遇したかもしれません。一部のケースでは、API弾(焼夷徹甲弾)やAPHE弾(徹甲榴弾)による命中が、射撃手から遠ざかる方向に動く戦車の装甲を無視することがありました。この不具合は、爆発の計算が誤っていたために発生していました。これにより、砲弾自体の衝撃と二次フラグメントは正しく機能していたにもかかわらず、装甲の裏側で爆発が発生していました。


この問題は非常に明確で分かりやすいものでしたが、オンラインバトルでしか再現できない不具合であったため、原因の究明に大きな困難が伴い、解決には複雑な修正方法が必要でした。しかし、不具合報告に目を通し、多くの時間をかけたことで、問題の根本原因を突き止め、解決することができました。

二次フラグメントの誤った挙動


これは、運動エネルギー弾や化学エネルギー弾が、すでに破壊されている特定の車両モジュール(重要なものとしては燃料タンクやスポールライナー)に接触した際に砲弾から放たれる2次フラグメント(破片)の相互作用に関連する修正です。


これらのモジュールは、本来破壊されると戦車のダメージモデルから完全に除外され、戦車に追加の防御を与えないはずでした。しかし、不具合により、これらの破壊されたモジュールが引き続き2次フラグメント(およびHE弾(榴弾)の衝撃)と相互作用し、着弾した発射体の貫通後効果が減少することがありました。

この問題を修正しました。現在は、破壊されたモジュールが2次フラグメントに影響を及ぼしたり、HE弾(榴弾)の衝撃から防御したりすることはなくなりました。影響を受けるモジュールは、ヒットカメラにおいて破壊後に「溶ける」モジュールです。この変更は、砲尾やエンジンといった恒久的なモジュールには影響しません。これらのモジュールは、破壊された後も引き続き砲弾や2次フラグメントと相互作用します。

パイロット用コンパス


航空機とヘリコプターの三人称視点において、画面上部にコンパスを表示できるようにしました。「航空戦闘の設定」および「ヘリコプター戦闘設定」に対応するオプションが用意されています。


海戦インターフェースの修正



長時間の海戦において、インターフェースが誤って表示されることがあるという報告を受けました。アイコンが変更され、要素が移動し、テキストも判読不能になることがありました。残念なことに、この不具合は常に発生するものではなく、発生したとしてもすぐに原因を特定できるものではありませんでした。私たちはついにこの問題の原因を突き止め、修正しました。これにより、インターフェースは正常に機能するようになりました。

他にもまだまだあります!


変更と改善の全リストは、下記のパッチノートをご覧ください。その中から興味深いものをいくつかご紹介します。地上車両のレーダーインジケーターから、一部の目標が消失することがあった不具合を修正しました。敵・味方地上車両の戦車砲のサウンドを、射撃の距離と方向をより明確に認識できるように調整するなど、さまざまなオーディオの改良および修正を行いました。一部のマルチ兵器:SAMシステムの目標捕捉および目標指定システム(TADS)車両が破壊されると、プレイヤーが特殊爆弾搭載機から追い出されることがあった不具合など、マルチ兵器:SAMシステムに関連するさまざまな不具合を修正しました。





いつも『War Thunder』の特別なサービスから不具合報告を行っていただき、ありがとうございます。



The War Thunder Team