IL-2-37 - シュトルモヴィク対戦車攻撃機

ランク III: IL-2-37 シュトルモヴィク
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エンジン出力:   ~ 1.500 HP
最大速度: 1.320 mで、~ 415 kphまで到達
重量:   ~ 5.200 kg
最高高度   ~ 5.200 m
武装:   37 mm NS-37 2挺
  7.62 mm ShKAS 2挺
  12.7 mm ベレージン B-20 1挺
  FAB-50 50kg 4発
  FAB-100 100kg 2発

1943年まで、イリューシン Il-2はソ連空軍における打撃力の中核を成し、
戦力のほぼ3分の1を占めていました。
爆撃はとても正確に狙いを定めなければならない上、初期のShVAK 20mm機関砲は
装甲に対して効果はなく、VYa 23mm機関砲は軽装甲のものしか貫通させられなかったため、
シュトゥルモヴィクにとって戦車は難儀な相手でした。
戦場に増えつつあるドイツ軍の重戦車に対して、より強力な火器が必要とされていました。


1943年初期に実戦テストを始めた際、Il-2sはShFK 37mm機関砲を装備していましたが、
信頼性の低さが判明したため、
代わりにNudelman/Suranov NS-37機関砲が対戦車装備として選ばれました。
翼の下に機関砲が備えてあるため、Il-2-37はロケットを搭載することができず、
爆弾積載量はたった200kgまで低下しました。


NS-37機関砲は『War Thunder』において、空地両面の標的に対してとても有力な武器になり、
各50発もの弾薬は、Il-2-37が敵に大損害を与えることを可能としています。
非装甲の目標や、軽戦車は容易に破壊し、中戦車の側面や後方も狙うこともできます。
しかし、重戦車とトーチカのほとんどは攻撃に対して耐えうるでしょう。
通常、上部装甲は薄いため、急降下攻撃による攻撃が有効ですが、
安全に離脱するため、十分な高度を保ってください。
機関砲は駆逐艦や大型艦には効果が薄いですが、巡視船には非常に効果的です。
Il-2-37は海戦で大いに役立つことになるでしょう。


長連射すると機関砲による大きな反動で標的を狙い続けることが難しくなるので、単射、もしくは短連射を行うと良いでしょう。
機関砲は翼に装着されているため、収束点(銃砲照準距離)が重要です。
望ましい距離(300~400m推奨)に設定し、その距離で攻撃してみましょう。







攻撃用の37mmベルトのアップグレードが一度アンロックされると、徹甲弾を装着する専用の装甲目標ベルトが装弾されます。
それまで、既定のベルトはAPとHE弾で構成された50発のものになりますが、
HE弾は装甲車両には効果がないため、少なくとも2発攻撃しなければなりません。
他のIl-2の派生型と比べるとIl-2-37は重機関砲によって機動性が低下します。
一度、エンジンと燃料のアップグレードがアンロックされると、わずかに操作性は向上しますが、高機能の戦闘機に対しては常に脆弱でしょう。




機体の長所と短所:

 長所:


  • ・ 非常に耐久性がある
  • ・ 対地攻撃能力が優れている
  • ・ 装弾数が豊富

 欠点:


  • ・ 旋回半径が大きい
  • ・ ロケット装備がない
  • ・ 低速での飛行が扱いにくい



後部機銃手により、多少は自衛能力を備えていますが、接近する敵を最低限に牽制する程度です。
実在したIl-2操縦士の卓越したテクニックを試したければ、速度を落として敵を追い越させるように動き、
通り過ぎた敵に向かって機関砲を撃ちまくりましょう。
もっとも、前線には直行せず、敵の戦闘機はできるだけ避けるようにしてください。
いざとなれば、Il-2-37は爆撃機を牙にかける働きもそれなりにできます。
機関砲は重爆撃機さえも窮地へと追い込みますが、その性能は高高度だとその働きには見合いません。
最終的に制空戦のような、ゲーム内で地上の標的がない状態になると、そのときは空中目標ベルトを使用したくなるかと思います。
あるいは、地上の標的を常に優先してください。








Il-2-37の運用開始直前に新しい武器であるPTAB成型炸薬爆弾が導入されました。
標準型のIl-2は爆弾倉に数百の弾頭を搭載することができ、戦車へ雨霰のように降り注ぐことができます。
一方の37mm機関砲は精密に狙いをつける必要がありますが、標的を常に正確に撃ち抜きます。
戦車用のPTAB成型炸薬爆弾、非装甲用の23mm機関砲の組み合わせは、Il-2の好ましい武装となりました。
Il-2-37の生産は1943年の終わりに約1000機ほど製造された後に終了しました。


著者: ジョン “ゾソ” ムーア




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