メカニック!(No.013)

今回のダイジェストでは、ゲームの改善と修正に関する取り組みについてご紹介します。公式サイトのチェンジログにて、これらすべての項目を確認することをお忘れなく。


車体照準の再設計



スウェーデンのStrv 103-0、Strv 103A、Strv 103С及びドイツのVT1-2などの珍しい車両で使用されている車体照準のメカニクスを完全に再設計しました。


これに関連する全補助システムの詳細については言及しませんが、斜面からの照準を含むすべてのゲーム内の状況下において、車体照準がよりスムーズ且つ正確になったことをお知らせします!


これらの優れた車両に被さっている埃を払い、バトルで再運用する時がやってきました。


 

適切な車体照準のメカニクスを使用するために、ゲームを最新バージョンに更新することをお忘れなく。


 

砲弾の情報カードの改善


2015年に、現実的な徹甲メカニズムを追求し、装甲に命中した時の砲弾の回転と偏差値に関する砲弾の正規化及び非正規化をシミュレートしました(※リンク先は英語表記)。装甲貫通カードは、さまざまな角度における貫通値によって補足され、これらのメカニクスは実際には非常に複雑であり、砲弾の口径と装甲の厚みによって変化します。



非正規化における効果の例としては、砲弾が衰え、いわゆる「有効な装甲」よりもさらに厚い実際の装甲を突破しなければなりませんでした。


このメカニクスはゲーム内で完璧に機能しており、継続的に改善が施されてきましたが、砲弾の情報カードに欠陥がありました。装甲貫通値が、固定された口径と装甲の厚さの比率でのみ表示されるという致命的な問題が発生していたのです!装甲が厚いほど飛翔体が正規化及び非正規化の影響を受ける時間が長くなり、通常の軌道から外れ、実際の厚さとは異なる装甲の厚みを相手にしていました。



衝撃のさまざまな角度に対する装甲貫通アルゴリズムにおける再計算前後のBR-471Bの情報カード。


重要なのは精度です!そのため、砲弾カードのさまざまな衝突角度における口径の装甲貫通値に関する計算式を改良しました。現在、『War Thunder』バトルではこれらの値は完全に同等であり、装甲貫通値の計算も最初から正しい値をはじき出していました。


重要点としては、正規化及び非正規化現象の影響を受けるすべての物理特性の大部分が、徹甲弾の口径に関する情報カードに最も明確に反映されているということです。例えば、成形炸薬弾または榴弾などは、装甲に命中した時に上記の力学を無視するようになっています。


砲弾のさまざまな挙動とその設計目的の詳細は、こちらのwikiをご確認ください(※リンク先は英語表記)。


失われた照準コントロールの修正



敵を検出するさまざまな装備(暗視装置、熱線映像装置、砲手用及び車長用の照準器)を積極的に使用している時に、この不具合に直面した方もいるのではないでしょうか。これらの装備を順番に切り替えると、砲のコントロールが完全に失われていた可能性がありました。


このいじわるな不具合を修正し、現在は自信を持ってゲームのメカニクスを使用することができるようになりました!


搭乗員のダメージ


この変更は、既存の飛翔体が有する衝突メカニクスの改良というほどの不具合修正ではありません。


場合によっては、装甲を突破した後の戦闘室に入った砲弾が搭乗員やモジュールにダメージを与えることなく、衝突点で消失することがありました。まるで搭乗員が強力な飛翔体を素手で止めたかのように見えるこの状況は、実際には非常に複雑なものでした。


この状況は、飛翔体の安定性の低下及びさまざまな障害物を貫通した際のパラメーターの低下、跳弾、戦闘室(装備、椅子、さまざまな仕切り)を含む装甲突破または跳弾後の装甲と砲弾の移動距離によって発生していました。安定性が完全に低下すると飛翔体はダメージを与えなくなり、ヒットカメラで消失していたのです。例えば、これは燃料タンクに命中した時に発生する可能性が高く、視聴者にはこの燃料タンクの地点で砲弾が消失したように見えていました。


しかし、搭乗員を攻撃した場合にはこの挙動が適切ではないため、口径と副口径のこの挙動を修正しました。これで、搭乗員が砲弾を消失させることはなく、皆さまも『WarThunder』の貫通メカニクスについてまた一つ理解を深めることができました。


個別のブレーキコントロールによる砲の固定



ゲームには、「停止中の垂直照準を無効にする」を含む、多くの優れたゲームプレイ設定があります。この機能を使用すると、砲における垂直方向への照準が固定され、停止している時に一部の車両で砲が揺れるのを防ぐことができます。


しかし、エラーによってこの機能が右または左の個別のブレーキコントロールを使用している時に正しく機能していない可能性がありました。現在、この不具合は修正されています。よい狩りを!


不当な軍法会議



脱走兵が好きなプレイヤーはいません。戦闘可能なプレイヤーが時間前にバトルを離脱すると一時的な搭乗員の使用不可が適用されます。しかし、今日まではリスポーンウィンドウ内における全兵器のリスポーンポイント(RP)が高すぎると表示されたとしても、この懲罰が課されていた可能性がありました。なぜこのような不具合が発生したのでしょうか?


航空機の副武装と徹甲弾帯は、リスポーンポイント(RP)のコストを増加させますが、バトルを離脱するとサスペンションと弾帯を除いた航空機のコストによって罰が課せられていました。


現在では、特定の航空機における主武装の選択肢が考慮されるようになり、最初に格納庫で特定のサスペンションを選択した、または最後のバトルでそれらを使用した場合、次のバトルでリスポーンポイント(RP)不足によって離脱したとしても罰が課せられることはなくなりました。しっかりと戦い抜き、戦友を失望させないようにしましょう。


更なる改善


今回のダイジェスト用に多数の役立つ修正と改善をご用意しました。別のチェンジログで作成した完全なリストを忘れずにご覧ください。興味深い変更が盛りだくさんです!



いつも『War Thunder』のフォーラムにて不具合報告を行っていただき、ありがとうございます。




The War Thunder Team