リプレイ巻き戻し機能
大型アップデート「デンジャーゾーン(Danger Zone)」の実施に伴い、皆さまが待ちわびたリプレイの巻き戻しを追加します!今回の開発ブログでは、この新しい機能の詳細とその仕組みについてご紹介します。
リプレイの巻き戻し機能は、長い間皆さまから最もご要望をいただいていた機能でした。この機能は、過去のバトルの輝かしい一瞬を詳細に確認したいプレイヤーの皆さまにとって便利なだけでなく、『War Thunder』の巨大なコミュニティに属する動画編集の達人や熟練の写真家などのコンテンツクリエイターの方々にとっても必要不可欠です。
以前、私たちはゲームのリプレイにおけるナビゲーションの問題を解決しようと試みましたが、ゲームエンジンの特異性とリプレイの記録アルゴリズムにより、この問題を迅速且つ簡単に解決することは不可能な状態でした。過去の「開発者たちがお答えします!」でも、この機能をゲームに実装する予定はないと公式発表したこともありました。しかし、コミュニティから絶えず要望が寄せられたため、開発会社Gaijin Entertainmentのプログラマーたちが、リプレイ中の「移動」に対する新たな解決策を模索し続けた結果、遂にそれを実現することに成功しました!リプレイの巻き戻し機能は、大型アップデート「デンジャーゾーン(Danger Zone)」と共に追加されます。それでは、その仕組みについてお伝えします。
通常、『War Thunder』でのリプレイは各プレイヤーの操作コマンドやサーバーのやり取りを順番に並行して「再現」を行うため、自由に巻き戻しをすることは不可能です。リプレイがゲーム世界全体で起こる一分一秒をすべて記録した場合、リプレイのファイル容量は過度に大きくなり、そのような大容量ファイルを再生した場合、どんなに性能の良いゲーミングPC構成でも遅延を引き起こすことになります。そこで私たちは、いわゆる「スナップショット(特定の時点におけるゲームセッションの出来事を再現した仮想イメージ)」をリプレイの途中に配置し、スナップショット間の「移動」を実現しました。プレイヤーの皆さまは、プレイバー上にある任意のスナップショットに進んだり戻ったりしながら、リプレイを再生することができます。
リプレイの巻き戻し機能は、大型アップデート「デンジャーゾーン(Danger Zone)」が実施された後のクライアントのリプレイでのみ利用可能です。各スナップショットの生成には特定の計算リソースが必要になってきます。そのため、無数の銃弾や砲弾、金属片が同時に飛び交う大型艦同士の大規模な砲撃戦などの激しいアクションシーンにおいて、性能が低めのPCでは、スナップショットの生成時に短時間のFPSの低下が発生する可能性があります。これらの理由から、リプレイの「移動」用に行われるスナップショットの生成は、オプションメニューで有効にすることができ、デフォルトでは無効に設定されています。生成するオプションが有効になっていない場合、ゲームのリプレイ中の「移動」はアップデート前と同様に前へ戻ることしかできません。リプレイの視聴や編集を快適にするため、スナップショットの生成頻度を、10秒、30秒、60秒、または120秒毎に設定することができます。
この新しい機能が皆さまの役に立つことを願っています。リプレイの巻き戻し機能をゲーム内でお試しいただき、この新機能についてのフィードバックをぜひお聞かせください!それにより、さらに素晴らしいコンテンツを皆さまにお届けします!ご期待ください!