皆さまからのフィードバックや提案内容を受けまして、今後数か月間にわたる『War Thunder』の開発に関するロードマップを皆さまに紹介します。
これらは、皆さまの希望やコメントに基づき、ゲームに採用してほしい変化や提言のすべてではありませんが、その中で最も多くの指摘に取り組みました。さらなる改変を近い将来に行うことは難しく、ロードマップの適用後、他の提案やコメントが出たり、優先事項が通常に戻ったりする可能性があります。そのため、今回の一連の作業が完了した後、改めて秋頃にフィードバックを収集する機会を設ける予定です。
これは非常に壮大なロードマップであるため、期間内に完了できない点がいくつか発生する恐れがあります。
皆さまから提案された変更は非常に重要であることに加え、これは9年間で行われたゲーム内経済における最も根本的なエコノミーアップデートになります。さらに、現在の状況を考慮した上で、極めて短期間で展開することを想定しています。
したがって、このロードマップは実験的・模索的な試みと受け止めてください。透明性を保つため、このロードマップに記載された内容の一部またはすべてが、『War Thunder』内の経済的な健全性に影響を与え、ゲームのさらなる発展に危機をもたらすことが判明した場合、私たちはその一部またはすべてを改正もしくはロールバック(巻き戻し)を決定することができるものとします。
一方、予定していた時期よりも早期に作業が完了した場合は、その予定日を待たずに、準備が整い次第、改善を実施します。
なお、ロードマップは変更される可能性があります。
シルバーライオンのメカニクス変更
シルバーライオン(SL)のバランスを改善します。報酬の乗数を増やし、兵器の修理コストを減らすことで、プレミアムアカウントを所有していないプレイヤーを含め、すべての一般プレイヤーにとって兵器が損益分岐点になるようにします。2023年6月アップデート兵器の統計の代わりに、各兵器の平均指標から経済パラメーターを算出します。同じタイプ・バトルレーティング(BR)を有する全兵器について、統計指標の平均値を算出した後、それらを基に各兵器の経済ランク(兵器ランク及び技術ツリーでの位置)に応じた報酬及び修理コストを計算します。2023年6月アップデートプレミアムアカウントを改善します。これにより、修理コストの合計が収支を上回った場合、バトル終了後に補填が行われ、チームキルをしていない限り、マッチ後のシルバーライオン(SL)の合計は0のままになります。2023年夏アップデート新規購入のプレミアム兵器にバックアップ兵器を無料で追加します。2023年夏アップデート動的な修理コストを削減します。生存期間が短いほど修理コストは安くなります(この機能が導入されるまで最大修理コストに変更はありません)2023年夏アップデート占領が完了するまで生存できなかった兵器にキャプチャーポイントの報酬を付与します。2023年夏アップデート味方に破壊された兵器は無料で修理可能になります。2023年夏アップデートミッションの結果を表示するウィンドウとバトル終了後のプライベートメッセージに報酬の詳細な計算が表示されるようになります。次期大型アップデートゲーム進行とリサーチポイント変更
兵器のグループ化により技術ツリーを短縮し、グループ内の兵器を研究するために必要なリサーチポイント(RP)を半分に圧縮します。2023年夏アップデートランクVI~ランクVII航空機の研究および購入コストを減少します。2023年夏アップデートリサーチポイント(RP)のスキルボーナスを追加します。セッション中に一定数のキルを達成した場合、追加の報酬を付与します。必要なキル数及びそのボーナスは、ゲームモードと兵器ランクによって決定されます。例えば、ランクIIIの戦車アーケードバトル(Arcade Battle:AB)のおよその値は、キル+15%、6キル+30%、9キル+50%となります。次期大型アップデートミッションの結果を表示するウィンドウとバトル終了後のプライベートメッセージに報酬の詳細な計算が表示されるようになります。次期大型アップデート新しい国家のための研究ボーナスを付与します。一つの国家でトップランクの兵器(対象兵器は研究ツリーでマーキング表示)を獲得した後、まだトップランクの兵器を獲得していない他の国家で同じタイプの兵器を研究する際にボーナスを加算します。ボーナスは国家ごとに毎日3回のバトルに対して個別で付与され、研究した兵器のランクに応じて異なります。おおよその値は、ランクIV+15%、ランクV+25%、ランクVI+35%、ランクVII~ランクVIII+50%となります。2023年第4回大型アップデート(2023年10月~11月)。海軍の進行を見直します。次期大型アップデート/2023年第4回大型アップデート(2023年10月~11月)ゲーム進行に対する他の更新
消火器(FPE)、戦車と艦艇の修理セット、航空機用の対抗手段の使用および入手方法を見直します。2023年6月アップデート地上車両の消火器(FPE)は、1回限り使用可能なデフォルト手動消火器と、モジュールの研究が必要な改良型の2回消火可能な手動消火器に分ける予定です。艦艇の消火器(FPE)も、デフォルトと改良型に分けます。デフォルトの手動消火器は消火に時間を要しますが、使用回数に制限はありません。地上車両の「パーツ」と艦艇の「ツールセット」も、デフォルトと改良型に分けます。改造の研究なしで利用可能なデフォルトのツールは、アーケードバトル(Arcade Battle:AB)の修理メカニクスと同様、部分的な機能まで、駆動系モジュールだけでなく全モジュールの野戦修理を、改造の研究なしで行うことができます。研究した航空機は、標準的な対抗手段が直ちに利用可能になります。 「チャフのみ」、「フレア強化」、「混合」、「フレア優先」といったオプションは、モジュールを研究することで利用可能になります。BOLディスペンサーや追加のチャフポッドなどの追加のオプションは、引き続きモジュールを研究することで利用可能です。味方の修理や消火の支援でミッションポイントの報酬が獲得可能になります。2023年夏アップデート地上車両のプレイによりヘリコプターの研究を進行可能になります。プレイヤーの皆さまは戦車またはヘリコプターのいずれかを選択し、地上バトルで研究ポイントを獲得できるようになります。2023年夏アップデート航空シミュレーターバトル(Simulator Battle:SB)にバトルタスクの限定リストと一部のバトルパスタスクを追加します。正確な方法は改めて調整します。次期大型アップデート戦車シミュレーターバトル(Simulator Battle:SB)にバトルタスクとバトルパスタスクを追加します。次期大型アップデートモバイルゲーム『War Thunder Mobile』のデイリー報酬を収集することで、PC版のログイン報酬の進捗を維持できるようになります。次期大型アップデートマッチメイキング
大型アップデート「ラ・ロワイヤル(LA ROYALE)」に伴い、夜戦が一時的に無効になります。将来的に、有効化できるオプションを追加します。次期大型アップデート高ランク帯バトルのマッチメイキング設定を変更し、待機時間の延長を最小限に抑えながら、より完全なバトルを実現できるようになります。 大型アップデート「ラ・ロワイヤル(LA ROYALE)」マップフィルターにバトルレーティング(BR)を表示します。2023年6月アップデートよりイベント性の高いバトルを開催するため、ピストン機とジェット機を利用可能なマップセットを見直し、一部のサイズの大きいマップをより高いバトルレーティング(BR)のバトルに移動します。2023年6月アップデート冷戦時代の兵器のバランスを改善します。圧延鋼装甲から大口径の砲弾にAPDS(装弾筒付徹甲弾)、ATGM(Anti-Tank Guided Missile:対戦車誘導ミサイル)、砲安定装置などまでを有する特定兵器のバトルレーティング(BR)を変更します。2023年夏アップデートロケーションとミッション
攻撃型UAV(Unmanned Aerial Vehicle:無人航空機)は高ランク(兵器BR9.7以上・マッチングBR10.7以上)へ移行し、プレイヤーは迎撃可能なSAM(Surface to Air Missile:地対空ミサイル)で対抗することが可能になります。大型アップデート「ラ・ロワイヤル(LA ROYALE)」水上機のリスポーンポイントをマップ中央に移動し、味方の飛行場上空でスポーン可能になります。大型アップデート「ラ・ロワイヤル(LA ROYALE)」航空機の全モードにおいて、戦場または護送部隊に配置されたAI対空砲の効果を減少します。大型アップデート「ラ・ロワイヤル(LA ROYALE)」冬季バージョンのロケーション用に冬仕様の特別な木を追加します。大型アップデート「ラ・ロワイヤル(LA ROYALE)」射撃時や命中後の植生に関する問題を修正します。大型アップデート「ラ・ロワイヤル(LA ROYALE)」ロケーション「ポーランド」「東欧」:街の外の景観を変更し、大きな森や丘を取り除き、代わりに小さな森や丘が点在する畑を導入します。これにより、他のプレイヤーを確認できない森に佇んでいるという大きな問題を解消し、よりアクティブなゲームプレイが可能になります。2023年夏アップデートロケーション「エル・アラメイン」「アラル海」「アメリカ砂漠」「日本」「シナイ」「ノルマンディー」:プレイヤーのフィードバックに基づき、マップの大部分を支配できていた場所を排し、近距離での戦闘を促進できるよう景観と設計を変更します。2023年夏アップデートロケーション「アラスカ」「セヴェルスク」「ベトナム」「マジノ線」「38度線」「スターリングラード」「カレリア」:プレイヤーのフィードバックに基づき、マップの大部分を支配できていた場所を排し、景観と設計を変更します。2023年夏アップデート視覚モデルと物理モデルの不整合を解消するため、ロケーションにおける地上車両とアセットの衝突に大規模な修正を実施します。2023年夏アップデートロケーション「ジャングル」:待ち伏せによる攻撃を減少させるために植生でカモフラージュされた地点を削減し、視認性を向上させる改善を行います。次期大型アップデートゲームプレイ
小口径のHEAT弾(対戦車榴弾)のダメージモデルを改良します。飛翔軸に沿って生成される成型炸薬の金属片は、より巨大な障害物によって阻止されない限り、あらゆる戦車の戦闘室の寸法に合わせて乗員にダメージを与えることが可能になります。大型アップデート「ラ・ロワイヤル(LA ROYALE)」スポーンゾーンにおける保護のインジゲーターを改善します。まず、攻撃側が自分の射撃が保護された兵器を通過した理由を理解できるよう、スポーンゾーンで保護されているプレイヤーに命中した際の表示をわかりやすくします。次に、スポーンゾーンで攻撃を行うプレイヤーが表示されるようになります。このようなプレイヤーは偵察の対象となると同時に、ゲームワールドとミニマップ上にマークが追加されます。2023年夏アップデート地上車両における車長用照準器のメカニクスを仕上げます。ハンターキラー能力のメカニクスに少しばかり遅延を生じさせます。2023年夏アップデートチームキルに対する謝罪が受け入れられる機能を設けます。謝罪を受け入れた場合、謝罪したプレイヤーにはペナルティポイントが与えられず、その後セッションからの「キック(Kick:強制退場)」と、このチームキルに対する「バン(Ban:アカウント停止)」の処分が下される可能性があります。次期大型アップデート3D装飾が破壊することを可能し、撃ち落としたりまたは壊れたりする機能を追加します(選択したゲームモードでの味方へのダメージ設定が考慮されます)。同時に、兵器のダメージモデルを簡略化するため、発射体に装飾の効果を追加する予定はありません。次期大型アップデートゴーストシェル(「消える砲弾」)の問題の一つである人気のキラーメカニクス(「キラーアドバンテージ」)を解決するため、ネットワークのロジックを再構築します。プレイヤーが攻撃を行う際、その攻撃を防ぐようなダメージをプレイヤーが受けるまでに、サーバー上で例えば120ミリ秒程度のプレイヤーのping値内の時間差がある場合は、プレイヤーは攻撃を行うことができたとみなされます。現時点では、プレイヤーは、サーバー上では起こらなかった自分の攻撃を確認し、砲弾が消失したとの思い込みを招いています。次期大型アップデート砲塔上部を下にひっくり返ってしまった戦車を元の状態に戻すことがほぼ不可能な状況を修正するために、戦車と地形衝突の解決策を洗練します。 大型アップデート「ラ・ロワイヤル(LA ROYALE)」航空戦において、目標に攻撃が命中した際のキル判定を改善します。現状では撃墜されたと判断された航空目標でも、まだ攻撃してきたプレイヤーを反撃可能な場合や弾薬が燃えている場合は、射撃した航空機の制御を止める可能性が残されているため、キル判定に遅延を追加します。次期大型アップデートその他
チャットにおけるヘイトスピーチの報告を容易化し、通報のカテゴリーを別に追加するとともに、通報に添付されているチャットログを表示するようにします。2023年夏アップデート下記では、計画されている上記の内容を時系列で確認することができます:
The War Thunder Team