『War Thunder』:改良&新機能
2025-03-15 11:00
開発者ブログ
今回は、大型アップデート「ホーネッツスティング(Hornet's Sting)」の実施と共に行った改良や加わった機能の概要をお届けします!主要な変更や登場兵器に関しては、コミュニティマネージャーの情報開示や解説記事で既に紹介しているため、何が実装されたかについてはそちらをご覧ください。
ヒットエフェクト更新
この大型アップデートでは、さまざまな表面に対しての衝撃による視覚効果の改良に注力しました。発射体の威力や口径によって、爆発の中心に漏斗(じょうご)状のエフェクトが発生し、埃や土が空に舞い上がります。土や石、小さな破片は空中に飛ばされ、爆発からの煙と共に密度の高い雲を生成します。衝撃による視覚効果は、土や雪、砂の場合においても、表面ごとにリアルに表現されます。
装甲車両の車体へのヒットエフェクトも更新されます。これらのエフェクトを本物に近づけるため、私たちのアーティストは射撃場で記録された動画や資料を参考に開発を進めました。これにより、装甲上における砲弾の炸裂、貫通および飛び散る火花の視覚効果がよりリアルなものになりました。この変更はどのような口径の砲弾、誘導ミサイルにも作用します。
インターフェース変更
コミュニティマネージャーの情報開示の記事でもお伝えした通り、戦車の弾薬のステータスカードを変更しました。それから、私たちはすべての副武装、発煙弾、機関銃や機関砲の弾帯の新ステータスカードを完成させました。弾薬の最も重要な要素はカードの上部に記載されるため、重要な情報を素早く確認することができます。砲弾ごとの貫通効果や貫通値の詳細も追加しています。
ゲーム内のフレンドリストで、友達の名前にカーソルを合わせた場合、フレンドのプレイヤープロフィール背景を確認できるようになりました。分隊(Squad)リーダーの状態は常に表示され、これにはバトルの検索中、または戦闘から離脱していて、次のバトルを始めることが可能であることを確認できます。
空気力学のホットな追加要素!
空力加熱(物体が空気中を高速で飛行するときに温度が上昇する現象)がミサイルや爆弾に適用されました。これにより赤外線シーカーでこれらの飛翔体により離れた距離からロックオンしやすくなったことを意味し、これはもちろん移動している速度やどれほどまで温度が上昇しているかによって異なります。つまり、ミサイルや爆弾に対して防御する際の新しい方法が追加されたということです!
海戦:艦体区画・浸水・アーケード照準
私たちは艦体の破壊メカニクスを再設計し、艦艇のダメージモデルに新しい機能を導入しました。不沈性の喪失に強く関係する刷新した艦体の強度メカニクスが適用され、「小型艇:沿岸警備(Coastal Fleets)」および「Blue-Water(外洋海軍:大型艦)」の両方に影響します。艦艇のクラスやサイズによって、艦体区画の一部またはそれ以上が破壊された場合、制御不能な浸水が始まり、最終的には艦艇の沈没に繋がります。
小型および中型の舟艇においては、艦体のどの区画に対しても、すべての区画を破壊可能なダメージが蓄積した場合は、舟艇自体が撃沈されるようになります。大型の艦艇においては、3つの区画(艦首や艦尾の区画以外)を破壊する必要があり、これは、他の方法で艦艇を撃沈するよりも簡単に行えることではありません。
魚雷や機雷において、新しいダメージタイプ「ハイドロショック(hydroshock)」が追加され、これは爆発による急激な圧力の変化によって発生するものです。ハイドロショックは、球体状の高加圧によって艦体に追加ダメージを与え、爆発物の威力によって、その範囲やダメージが増減します。
海戦愛好家の皆さまに更なる朗報をお届けます。アーケードバトル(Arcade Battle:AB)では、射撃の予測を行う必要がなくなり、代わりに砲手がやってくれるようになります。照準で当てたい艦艇の部位に狙いを定め、射撃ボタンを押すだけで良いです。目標は常に視界に入るようになり、これは長距離からの敵に対して直線的に射撃した場合でも同様です。
ミサイルのリードタイム
F-16C、F-18CおよびSu-30SMでは、空対空ミサイルを発射する場合にリードサークルが表示されるようになり、これは航空機の砲や機関銃で射撃する場合のリードマーカーに類似したものです。これは、最も効果的な軌道に沿って空対空ミサイルを発射するための最適な先導方向を表示します。
レーダーをセットアップしましょう!
皆さまがトップランクのジェット愛好家であり、レーダーを頻繫に使用する場合、レーダーの垂直方向の視野角をより柔軟に操作可能な「レーダー/赤外線捜索追尾システムのジャイロ安定装置のオン/オフ(Switch Radar/IRST gyro stabilization on/off)」オプションを追加したことをお伝えします。これは、ワールド座標系の基準に対して、レーダーを安定化させるか(以前は「レーダーアンテナの一定仰角が有効(Constant elevation of radar antenna)」のオプションをオフに設定した場合の挙動でした)、または航空機の軸に対して、アンテナの仰角を固定するかのいずれかの方法で、スキャンするエリアをボタンで調整し、新しい「レーダー/赤外線捜索追尾システムの方向をボアサイトにリセット(Reset Radar/IRST direction to boresight)」の操作を行うことで素早く中心位置に戻すことが可能になります。
以前の「レーダーアンテナの一定仰角(Constant elevation of radar antenna)」オプションは、新しい「レーダーアンテナのジャイロ安定装置を無効にする(Disable radar antenna gyro stabilization at mission start)」オプションに置き替えました。この新しいオプションは、ミッション開始時にデフォルトで、2つのモードのうちのどのアンテナ垂直安定化を有効にするかを設定できます。
MFD!
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私たちは、Su-30や最新のロシア機体に新しい航空計器画面を追加しました。また、Su-30自体には、速度による捜索、RWR(レーダー警報受信機)画面、懸架武装の画面などを含むさまざまなモードでのレーダー操作を表示する本格的なディスプレイ一式が装備されています。
F/A-18 ホーネットでは、方位距離モードと方位仰角モードの2つの本格的なレーダー制御表示が追加され、MFD(Multi Function Display:多機能ディスプレイ)には外装兵器のページも追加されました。
大型アップデート「ホーネッツスティング(Hornet's Sting)」によりこれらすべての機能を体験しましょう!最後までお読みいただきありがとうございます。新しいニュースでお会いしましょう!
The War Thunder Team