T14:陸の突撃戦車

T14突撃戦車はイギリスとアメリカのエンジニアが共同で開発した戦車です。

第二次世界大戦の準備段階では、そう遠くないうちに戦場で重歩兵戦車が必要になるであろうというのが大方の見方でした。
一部勢力は早くも重戦車の製造と開発を始めていましたが、イギリスとアメリカの戦車設計者は
自国のコンセプトにあった仕様の策定に取り掛かかったばかりでした。
アメリカ陸軍武器科の代表がイギリスを訪れた後に、両国のエンジニアが重歩兵戦車設計の共同事業を開始しました。
イギリスはすでに自国のチャーチル歩兵戦車の改良に取り組んでおり、アメリカではM6重戦車の最後の仕上げが行われていました。
しかし、どんなときでも予備があるに越したことはありません。
それに、3人寄れば文殊の知恵、と言います。
技術資源は共同出資となり、T14の試作車両はアメリカで保管されることに決まりました。
本格的な作業が始まったのです。






その間にも、第二次世界大戦と先の運用の経験により、軍はトップダウン方式で、装甲車両の要件の見直しを行うこととなりました。
2つの試作車両が製造され、1943年に試験が行われると、戦車の設計が軍の要求を満たしていないことが明らかになりました。
イギリス、アメリカの両国は自国の重戦車に微調整を加えることで無事この問題を解決し、その結果は完全に満足のいくものとなりました。
T14には、すでに進行中であった製造及び近代化の計画を中断させるほどの強みはなかったのです。
ヨーロッパのヒトラー軍との重大な戦闘が近づいていたので、軍の指導者たちは、コンセプトの見直しを拒みました。






これまで、T14が実戦に参加したことはありません。
しかし、まもなくWar Thunderの戦場でその様を目にすることとなります!
T14とシャーマンには多くの共通点があります。鋳造製の砲塔を有し、前面の装甲板は大きく傾斜しています。
また、プレイヤーに人気のM3 75mm砲を装備しています。
パワートレインも似ており、500馬力です。
突撃戦車として考え出されたものですが、試験が終わる頃には、T14の装甲は重戦車級とするには十分とはいえないことがわかりました。
全体的な車体の装甲は厚さ50mmで、前面は約60度の角度を有する2枚の装甲板でできています。
変速機は101mmのめっきで保護されており、砲塔の装甲もシャーマンと比べて遜色ない仕上がりです。
鋳造製砲塔の側面は102mmで、貫通は難しく、典型的な丸みを帯びた形状のおかげで、高い確率での兆弾が可能となります。
T14はその無限軌道に12.7mmの鋼の装甲板を備えているので、これにより、戦車が爆弾やロケット弾の衝撃波から守られます。
さらに、装甲板を打つ成形炸薬弾を武装しており、この弾薬で戦車の外側を爆発させます。






実用的なT14はアメリカの研究ツリーにランクⅡのプレミアム車両として登場します。
アーケードバトルで、初期のシャーマンと合わせてデッキに組み込み、戦闘に向かえば、優れた力を発揮するでしょう。
RBでは敵の空中投下爆弾に対する切り札となり得ます。
次回の大型アップデートで追加されるT14は、実に優秀な戦車です。お見逃しなく!



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