Dagor Engine 5.0:新しい地表の生成技術

 

今回は、地表における全体的な変更点や、プレイヤーの皆様に馴染みのあるすべての地上ロケーションでの改良点についてご紹介します。

 

『War Thunder』のアップデート1.77のリリース後にゲーム内に導入する予定の、
景色の新しいアルゴリズム(ディスプレースメントマッピング)について、これまでご紹介してきました。
しかし、Dagor Engine 5.0がゲームにもたらす最大の変更点は、地上戦のロケーションにおける地表を作り上げる新しい技術です。
テクスチャ要素の細部のレベルを高め、より現実的にする為に『War Thunder』の地表の製作技術を見直しました。
そのため、既存の通常のテクスチャ、透光性、アルベドカラーのテクスチャに加えて、地表のデータライゼーションの
新しいレベル全体を追加する一方で、影のクオリティを高める為に追加された、でこぼこなマップ、周囲が閉鎖された状態のマップ、
地面型のマップ(草、砂、泥など)などが導入されます。

 

現在のバージョンでは、ゲーム内既存の全ロケーションの地表を改良する必要がありました。
これはとてつもなく作業量が多かったのですが、新しい現実的な地表と地面により、
馴染みのある景色は完全に異なるものになったため、努力する価値がありました。
新しくなった地表をご覧ください:

 

 

高画質のスクリーンショット:
Update 1.77     Update 1.75


 

高画質のスクリーンショット:
Update 1.77     Update 1.75

 

 

高画質のスクリーンショット:
Update 1.77     Update 1.75

 

そして技術の変更により、新しくなったどのロケーションにおいても地表がよりきめ細かくなり、
様々な種類の地表が登場するようになります。

 

また、ディスプレースメントマッピングと共に使用すると、地表を作り上げる新しい技術が戦車のサスペンションの動作を
より細部にわたって表示するようになります。以前は、サスペンションは巨大な石や境界線、凹凸など、
かなり大きな物体にのみ機能していました。
『War Thunder』アップデート1.77実施後は、轍のようなでこぼこの地面や泥道、破壊された道などに対しても
サスペンションが機能するようになる予定です。以下の動画内のようになります:


 

地表の製作技術の変更は本質的にグローバルなものであり、ゲーム内の全てのグラフィック設定で機能します。
現在、ULG(ウルトラローグラフィック)設定の極端に遅いPCを使用しているプレイヤーの皆様も、
地表の細部が大きく異なっていることに気づくことでしょう。

 

 


 

 



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