特二式内火艇:海岸警備

今秋、モスクワで開催された展覧会 IgroMir 2016で、日本の装甲車両のテックツリーの取り組みについてお話しました。
また、その際に2両の戦車もご紹介しました。
日本の戦車は完成間近となり、新しい装甲車両がもう間もなくWar Thunderに登場します。開発ブログにてお知らせいたします。



今日は、第二次世界大戦の歴史の中で、最も大量生産された日本の水陸両用戦車である特二式内火艇についてお話したいと思います。
この軽戦車は、海軍の指令で三菱の技術者によって製造されました。
日本軍の船員は岸の近くへの上陸や単独で海岸にたどり着ける能力、天候が悪くても耐航性を維持できる戦車を必要としていました。
島や沿岸の地域での軍事作戦における大規模な計画を考えていました。
帝国海軍は三菱の技術者に技術的解決策を考え出してもらうため、条件を出さずに任せたことに何の疑問もありません。
「好きなようにやってもいいが、戦車は絶対に船のように水中でも動くことができるようにすること!」






設計のベースとして、この戦車の設計には大量生産された軽戦車 ハ号を使用しました。
開発の途中で、軽戦車を浮かせるフロートを装着させることにより、
海で必須となる操縦性と安定性が得られることが明らかになっていきました。
このフロートは戦車をボートのような外見にし、水陸両用車に耐航性を与えました。
フロートを装着したままでは、効果的に動き、戦闘を行うことが不可能であることが判明したため、取り外し可能にしました。
戦車は海岸に到達し、フロートを素早く取り外してから戦闘に入っていきました。
このとても奇抜な決断は非常に正しい選択となり、日本は戦時中にこの戦車を約180両を製造し、効果的に利用しました。






War Thunderでは、アメリカの戦車シェリダンのように特二式内火艇は陸戦の時の外観で再現しています。
この戦車は、日本の装甲車両のテックツリーでは低いランクの軽戦車となります。
132の砲弾を搭載できる一式三十七粍戦車砲を装備しています。
また、九七式車載重機関銃は2挺装備され、1挺は機関砲に、残りの1挺は前方に搭載されています。
この戦車の装甲は戦争初期の日本の軽戦車の特徴で、厚さ6-12 mmとなります。
特二式内火艇の乗員は4名です。
この戦車での戦術は他の軽戦車と似ており、機動性に優れ、発射速度も優秀です。
特二式内火艇の司令官は、この戦車の装甲は薄いことと、戦闘前に戦車の弾薬数に気をつけてください。
弾薬庫は危険なほど乗員に近い場所にあり、戦車の装甲では敵の対戦砲に耐えることはできませんので注意しましょう。






日本の戦車はとても珍しく、War Thunderにエキサイティングな瞬間をこれまで以上にもたらしてくれることでしょう。
開発ブログから目を離さず、日本の装甲車両のテックツリーについての情報をいち早くご確認ください!



The War Thunder Team!

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